Sydney Marathon2022 ー In Hanoi , Vietnam (2022,9,16)  ー 旅ラン2022(1)

 今から約1年前、2022年9月18日(Sun.)に Sydney Marathon 2022 に参加しました。 記憶とはとても曖昧なもので、色々と忘れかけてしまっているのですが、思い出として記録を残しておきたいと考えました。

 この旅もストックホルムのときと同様に自作の旅行ガイドブックを作っていたので、それを読み返しながら振り返ってみたいと思います。

 フルマラソンの大会に参加するのは、2018年のロサンゼルスマラソン以来4年ぶりのことになりました。それは、私生活で色々と忙しかったことと、その間コロナ禍で多くのイベントの開催が中止されていたことによります。徐々に様々なことが緩和され多くのイベントが再開され始めていきました。気持ち的にもまた走ってみようかなという感じになりました。そこで、「よし!挑戦してみよう。」と決心しました。

 何故シドニーを選んだのかというと・・・・・・。

 海外へはそう頻繁に行けるわけではないので、できるだけ一度もいったことがない場所へ行きたいと考えていました。南半球へは一度も行ったことがなかったので、是非行きたいと思っていました。また、フルマラソンを完走したのが、2018年のロサンゼルスが初めてということで、全くの初心者レベルであったので、できるだけ大規模な大会の方が不安が少なくていいかなと考えていました。そこでいくつかピックアップして調べていたら、Sydney Marathon 2022 が20周年記念大会であることがわかりました。また南半球最大の running festival であるということでした。行き先はシドニーに決まりました。

エントリー

 エントリーは、シドニーマラソンのホームページから自分で行いました。

 ここで一つ大きな失敗があったのですが・・・・・。

 ゼッケンに載せる名前のところで、私は初めての参加でよくわかっておらず、何の疑いもなく本名フルネームを入力したのですが、当日参加してみるとほとんどの方がニックネームでした。もう、恥ずかし~!!!😳多分この方、本名だろうな~という外国の方を数名見かけたくらいで、ほぼ全員といっていいくらいの人達がニックネームでした。

 もし、また参加することがあれば、今度は絶対ニックネームにしようと考えています!!

飛行機チケット予予約

 飛行機のチケット予約は色々なサイトがありますが、この時はスカイチケットからおこないました。検索をかけて、シドニーに午前中に到着する便を探しました。選んだ航空会社はベトナムエアラインでした。

 往路がハノイのノイバイ国際空港、復路がホーチミンのタンソンニャット国際空港での乗り継ぎとなります。ハノイで10時間、ホーチミンで8時間の時間がありましたので、どちらも市内へ観光に出ることにしました。事前に情報収集を行い大事だと思うものはプリントアウトしてバインダーに綴じていきました。例えば空港から市内への生き方や、短時間でも訪れることのできる観光地のことなどです。

 実際に行ってみてベトナムで困ったこと。それは、英語がほとんど通じないことと、街の標識などにもベトナム語以外の言語の表記が全く無いことです。ですので、色々大変でしたが、事前の情報収集で得ていた知識を駆使しながら頑張りました。今となっては、翻訳アプリなどもあるのですから、それらを使えばよかったと思いますが。

ハノイにて

空港から市内へ

 ハノイでは、鉄道等の公共交通機関が整備されていないため、空港から市内へ行くためには、バスかタクシーしかありません。私は、バスを選択しました。”オレンジ色の86番” がハノイ市内行きのバスです。

 空港の外に出てみると、タクシーはたくさん止まっているのですが、バスが見当たりません。でもバス乗り場の標識はわかったのでその辺りで待っていました。”オレンジ色の86番” がやってきました。ハノイ市内といっても、どこで降りればいいのかがわからなかったので、とりあえず、観光名所として名高い聖ヨセフ大聖堂(ハノイ大教会)の近くで降りることにしました。多くの観光名所がそこから徒歩圏内にあるので他にも色々散策できると考えました。運転手さんに地図上の聖ヨセフ大聖堂の場所を指差して「ここで降りたい」という意思表示をしました。近づいてくると、「ここで降りろ」とジェスチャーで教えてくれました。

 上(クリーム色)が空港からハノイ市内へ、下(グレー色)がハノイ市内から空港へで、料金は45000VND(約270円)です。お金を運転手さんに直接払って切符を買います。

 両替した紙幣をいくらか持っていましたが、ベトナムへ行くことが初めてで為替の感覚が全くつかめていなくて、どの紙幣を出せばよいのかもわからなくて、両手の上で紙幣を広げると、運転手さんが必要な分を取ってくれました。

 先進国では、どこでもクレジットカード決済ができるし、交通機関でもパスを購入して、それでタッチするだけということがほとんどですが、ベトナムではまだまだでした。

この日は、午後3時ごろから雨が降りました。かなりきつく降って30分くらいは止みませんでした。

 お土産に買ったアオザイです。

 ベトナムの民族衣装であるアオザイは有名です。ベトナムエアラインの客室乗務員のユニフォームでもあります。いたるところにアオザイを売っているお店があり、見て廻っているだけでもとても楽しかったです。ビビッドな色使いのものが多く着るにはちょっと恥ずかしいかなと思うものばかりだったのですが、あるお店でこのデザインを見つけました。生地もオーガンジーで涼し気です。柄も上品な感じでとても気にいりました。下に履くワイドパンツも白のサテンです。

 Melia Hanoi Hotel の向かいのバスの停留所。

 空港に戻るときは、この停留所からと決めていました。大通りに面しているし、Melia Hanoi Hotel は正面が華やかで特徴的なので間違わないと考えたからです。また日が暮れる前にはバスに乗ろうと考えていました。

 何日か滞在するのであれば、時間を気にせず散策できますが、私は、トランジットの合間に来ていたので必ず空港へ戻らなければなりません。

 空港から市内より、市内から空港への方が断然難易度が高いと思います。空港から市内へなら”86番”に乗りさえすればよいですが、市内から空港へは、”86番” が止まってくれる停留所でなければいけないからです。

 

 通勤時間帯の大渋滞!!!

 鉄道等が整っていないベトナムの市民の主な交通手段はバイクやスクーターです。夥しい数です。日本では見ることの無い光景です。

 バスやタクシーのの運転手さん達はよく事故を起こさないなというレベルです。私の運転技術だったら確実に事故を起こしてしまうような状態です。

 日が暮れる前に空港行のバスに乗ることができたのですが、この渋滞に巻き込まれ、全く進まなくなった時には、時計ばかり見て焦りまくっていました😱。空港へ着くのが遅れてシドニー行きの便に乗ることが出来なかったらと思うと祈る様な気持ちになりました。何とかこの渋滞を抜けたときはほっとしました。

 が、それも束の間!最後にとんでもないミスを犯してしまいました。

 実はノイバイ国際空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルはとても離れていて徒歩では無理な距離です。ターミナル間はシャトルバスで移動します。そして市内からのバスは国際線ターミナル前と国内線ターミナル前と別々に停まってくれるのですが、私はそれを知らなくて、終点まで乗っていればよいと思っていました。停留所としては、先に国際線ターミナルで終点が国内線ターミナルだったのです。空港が見えてきて、それなりに降りる心構えをしていました。しかし他のお客さんたちは降りる気配がありません。国際線ターミナルと思しき停留所では誰も降りませんでした。段々不安になってある女性のお客さんに英語で国際線に乗りたい旨を伝えると、もう通り過ぎたと。しかし、彼女が運転手さんに、私が国際線ターミナルに行きたがっている旨を伝えてくれました。国内線ターミナルに着いたあと、運転手さんが国際線ターミナル行きのシャトルバスを教えてくれました。なんとか無事に国際線ターミナルへ戻ってくることができました。この2つのターミナル間は、バスでもかなりの時間がかかったので、とても歩ける距離ではないと察しました。

 会話で英語が通じなかったとしても、あらゆる表記に英語が併用されてさえいれば大丈夫なのにと心から思いました。

 限られた時間の中での滞在だったので、行動範囲は限られてしまいましたが、とても盛沢山な経験をしました。いつの日かまた訪れることがあったなら、別の地区も訪れてみたいと思います。

 さて、ここから、シドニーに向けての旅が始まります。