
先日読み終えた本です。
投資関連本のジャンルでとても話題になっています。
私が読んでみようと思った理由は、著者が癌を患い、現在それが他の臓器にも転移しており、残されている時間がそれほど多くはないと考えられる中で、何かを残そうと、自分の娘たちに向けて、また世の中の人達に向けて、渾身の力を振り絞って書き上げたのではないかと思い、他の資産運用に関する著書とは違う趣を持っているのではないかと感じたからです。
資産運用に関する部分は、とてもわかりやすく基本に立ち返らせてくれるものだと思いました。
企業分析レポートについては、難しく感じて、私の今の力ではなかなかできそうにありません。しかし、何か良い銘柄がないか探すときは、著者が示してくれている基準を入力してスクリーニングをしています。
【EPILOGUE】の ”50億円を稼いだ先に見えてきたこと” の部分はとてもよくわかるというか、生きるということの本質を教えてくれるというか、頷きながら読みました。
読み終わった後、ふと著者のことに思いをはせました。自分がこれまでやって来たことの成果を一つの形にできたことは、充実感で一杯なのかな、とか、この使いきれないほどの資産を使ってでも手に入れたいものは、 ”健康な体” ともっともっと先へと続く ”時間”なのかなとか。
資産運用についてはもちろんのこと、たくさんのことを学ぶことが出来た本でした。
50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え [ たーちゃん ] 価格:1870円 |