
2024年2月に読了した本です。
この本は、空売りをするための銘柄の探し方やタイミングについて書かれている。
しかし、よくよく考えてみると現物保有株であっても、未来永劫ずっと持ち続けるという銘柄でないのなら、いつかは手放すときがくる。
空売りをいつ仕掛けるべきなのかを探るという思考訓練は、現物保有株を一番良いタイミングで手放すときを見極めるのにも役立つのではないかと考える。
そのことを端的に表しているのが正に帯の『売る方法を知らずして、買うべからず❕』という文言であることに気付いた。
著者も、空売りは買いよりも難易度が高いと述べているから、一般人は軽々しく手を出すべきではないと考える。しかし、空売りの仕組みや仕掛けられるタイミングなどを学ぶことによって、自分の保有株をどこで利益確定すれば良いのかの判断をしやすくなるのではないかと考える。
一読に値すると考えている。
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